『地域探究の視角』― 清水基金プロジェクト最終報告論集 ―

地域を歩き、見つめ、問い続けた6年間の研究成果が、一冊に結実しました。

鹿児島国際大学附置地域総合研究所が2017年から2023年にかけて展開してきた「清水基金プロジェクト研究」。本書は、その集大成となる最終報告論集です。

本プロジェクトは、社会学者・故清水盛光氏に由来する寄附金を基盤として運営され、地域文化、地域振興、地域福祉、教育、言語など、多角的なテーマのもとで実証的研究を重ねてきました。

見えていなかった地域が、見えてくる

本書には、次の六論考を収録しています。

竹安栄子
「地域社会の持続的発展に向けて
― 女性のためのリカレント教育の意義と課題」

◆馬頭忠治
「地域の学習環境と図書館活動
― 制度社会から地域づくりの住民自治へ」

武田篤志
「南大隅町佐多地区の御崎祭りにみる場所の神性
― 場所の未来ビジョンを考える契機としての祭り」

高橋信行
「コミュニティ概念と地域福祉」

森勝彦
「中華圏の地域アイデンティティと港の記憶
― 香港と高雄を事例として」

松尾弘徳
「鹿児島県奄美群島における地域共通語に関する研究
― 義務的モダリティ形式マイを中心に」

ジェンダーと労働、教育資源、祭礼と場所性、共同体概念、港湾都市の記憶、地域言語の文法的分析――。
ミクロな生活世界から広域的文化圏までを射程に、「地域」「社会」「共同体」を理論と実証の両面から掘り下げています。

地域研究に関心を持つ研究者・学生の方はもちろん、地域政策や実践に関わる皆さまにもぜひ手に取っていただきたい一冊です。

ぜひご一読ください!

編著:鹿児島国際大学附置地域総合研究所