特集:持続可能な地域連携―6つの研究が描く、これからの地域連携―

令和6~7年度 共同研究プロジェクト 最終報告会

令和8年3月18日、鹿児島国際大学附置地域総合研究所は、令和6~7年度共同研究プロジェクト「持続可能な地域連携」の最終報告会を開催。会場は地域総合研究所ワーキングスペース(図書館4階)。オンライン配信を併用したハイブリッド形式で実施し、当日は、会場13名、オンライン18名の計31名が参加し、学内外から多くの関係者が集まり、関心の高さがうかがえました。

はじめに、研究チームを代表して経営学科の樋口 晃太 講師が開会挨拶。本研究プロジェクトに参加した6名の研究メンバーが、それぞれの専門分野や地域での実践を背景に積み重ねてきた研究成果を報告するとともに、今後の研究や地域連携の発展につながる意見交換の場となることへの期待が示されました。

あわせて、今回の会場となったワーキングスペースについても紹介。この場所は、研究書庫の閲覧スペースを再整備したもので、アイリッシュ所長を中心に約7千冊の書籍整理と書架の移動を2年間かけて行い整備されたもの。今回がお披露目の機会となり、今後は教育・研究活動や教職員・学生の交流の場としての活用が予定されています。

続いて、研究者6名がそれぞれの研究成果を発表。多様な分野から地域連携のあり方に関する研究成果が共有されました。各報告に共通していたのは、地域の持続可能性を支えるためには、人と人との関係性を基盤とした継続的な協働が重要であるという点でした。各発表後にはディスカッションが行われ、地域連携のあり方や大学教育との関係について意見交換が展開。開放的な空間のもと和やかな雰囲気で進行し、質疑応答では実践的な課題や今後の展開に関する多くの意見が寄せられ、充実した議論の場となりました。

すべての研究報告終了後には、小林 潤司 学長による全体講評。地域をフィールドとした実践的研究や学生参加による教育への還元を評価するとともに、教育課程との連携や内部質保証の観点から今後の課題についても言及がありました。最後にアイリッシュ所長より参加者へ謝辞が述べられ、報告会は盛会のうちに終了しました。

参加者アンケートでは、「満足」「やや満足」が約9割と高い満足度。また、自由記述では、「和やかな雰囲気の中で参加でき、有意義な研究成果を聞くことができた」「大学外にも開かれている点が良い」「また参加したい」といった声が寄せられ、従来の報告会のイメージを覆す、開放的で参加しやすい場として高い評価。一方で、「各発表をさらに詳しく聞きたかった」「より広く周知してはどうか」といった意見もあり、今後の運営・広報のあり方が課題となりました。

今後も同研究所では、教育・研究・地域貢献を横断する取り組みを通じて、地域社会との連携を一層深めていきます。

👉 6つの研究が描く、これからの地域連携

樋口 講師
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川﨑

准教授
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稻留


准教授
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内山 准教授
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アイリッシュ 教授
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平出 准教授
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